綱渡りの一週間【完結】


カンカンカンと踏切音の鳴り響く中、佐々木はふらりと線路内に入る。走馬灯が走り、身体に衝撃が走るがいまだ意識がある。気付けば病院のベッドの上だった。何故生き延びたのかわからない佐々木の前に、一人の高校生が現れる。活発で無邪気に笑う青年だが、自殺を止めたのは彼だと判明する。赤の他人に邪魔されたことに佐々木は釈然としないが、さらに青年から「死ぬのは一週間後でも良いのでは」と提案される。
「一週間後でも死にたいって思ってたら、その時は俺が責任取ってササキさんを眠らせてあげます」
不思議な青年と交わした約束までの七日間カウントダウンドラマ!

※シリーズ作品ですが単体で読めます。

作品情報は以下より。
※この物語はフィクションです。実在の人物、組織などとは一切関係ありません。

 

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【目次】

0日目:踏切

1日目:病室

2日目:屋上

3日目:ロビー

4日目:激安賃貸アパート

5日目:スーパーアカハラ

6日目:公民館

7日目:藍田川 ※完結

 

【登場人物】

佐々木(ササキ)
社会人。日々のストレスが溜まり、自殺未遂。

庵次(アンジ)
紫野学園高等学校一年生。佐々木を助けた活発な青年。

品川(シナガワ)
ササキの同僚。中立的存在。