虹ノ宮市には、昔から数多くの怪異が存在していた。その元凶となっていたのは、妖狐の封印された「呪石」にあった。
悪夢のせいで警戒心の強くなった莉世。元々は好奇心旺盛だったが、新しい環境では大人しく生活しようと決める。だがある日、仲間の誘いを断れずに神隠しに遭うと噂のある神社へ行くことに。
鳥居の前に辿り着いた瞬間、来たこともない場所なのに莉世はデジャウを感じる。
「ダメ、これは危ないやつ。入ったら確実に何かが起こる」
※一部ホラー、恐怖、流血、残酷描写があります。
《主要人物》
舞台……虹ノ宮市藍河区・桜鼠中学校
☆南雲 莉世(ナグモ リセ)……春に藍河区に転居。時折見る悪夢のせいで警戒心が強い。
☆北条 蒼(ホウジョウ アオイ)……藍河稲荷神社宮司の息子。寡黙な美少年。
☆東 佐之助(アズマ サノスケ)……恐いもの知らずの猿。霊感が無い。
☆西久保 和奏(ニシクボ ワカナ)……東と幼馴染み。プライドが高い。
☆白髪の青年……藍河稲荷神社付近に現れる青年。謎。
☆狐面の少年……藍河稲荷神社に現れる黒髪の少年。人並み外れた身体能力を持つ。
★春明(ハルアキ)……物の怪を浄化する力のある多忙の男性。娘がいる。
《鬼神》
★松風(マツカゼ)……酉。能力「風」。爽やか。
★左門(サモン)……申。能力「大地」。男気。
★日向(ヒュウガ)……丑。能力「聖」。リーダー格。
★操(ミサオ)……辰。能力「時間」。無口。
★乱丸(ランマル)……午。能力「炎」。好戦的。
★斑(マダラ)……巳。能力「毒」。変人。
★八角(ハッカク)……戌。能力「電気」。ツンデレ。